ポストアポカリプスBL「Fallocaust」第6章の読み方
6章のガイダンスです。第3回オンライン読書会(日時未定)の範囲です。
1〜2章は作者に許可いただいて翻訳したので、こちらからどうぞ。
『Fallocaust』はKindle Unlimitedでも、普通のKindleおよび紙の書籍でも読めます。そして「なか見!検索」で9章冒頭までお試し読みできる!
第6章の要約
残酷描写:なし
性行為:なし
読了時間の目安:20分(11ページ)
リーヴァーは、気が咎めつつも、不用心なキリアンの部屋を覗かずにはいられなかった。悪夢に悲鳴を上げるキリアンを目撃し、同情して慰めたいと思う自分の感情に困惑する。
導入
:リーヴァーがアラスの北ゲートで歩哨仲間のサディと会話する場面。
ストーリーライン
・北ゲート。当番ではないのにリーヴァーが見張りに立つ
・ドクが来てキリアンの話をする
・当番のマットが来たのでパトロールへ
・いつものパトロール順路をたどって、気がつくとキリアンの家の前に来ていた
・色々と言い訳をしながら、キリアンの部屋の窓の前の木の上に陣取る
・キリアンが就寝後、すごい悲鳴が聞こえる
・部屋に侵入すると、キリアンは悪夢にうなされていた
・リーヴァーは自分のキリアンに対する感情に困惑する
背景説明
・リーヴァーがキリアンの後を付いて回っているのは周知の事実らしい。
・アラスの歩哨に立つのは4人だが、持ち場についたらあまり話したりはしない。人と関わらなくて良いのでリーヴァーはこの仕事を気に入っている。
・リーヴァーは、ブロックの外から抗生物質などの貴重な薬剤を持ち帰ることがある。
・リーヴァーは優れた暗視能力があり、他の歩哨のように暗視ゴーグルは要らない。また、聴覚も優れており近くにいる人の心臓の鼓動を聞くことができる。
・キリアンはとってもきれい好き
語彙・文法
"I had also been thinking of buying Killian a gun"
- (過去完了)had + 過去分詞
- (現在進行形)be動詞 + V ing
「キリアンに銃を買うことを考えていた」→意味は現在完了だが、地の文は基本が過去形のため、過去完了になる。
- 現在形 :I am thinking
- 現在完了形:I have been thinking
- 過去完了形:I had been thinking
"This whole town would have been wiped out by disease long ago if it wasn't for me."
- (仮定法過去)would + 動詞の原形
- (現在完了)have +過去分詞
- (受動態) be + 過去分詞
仮定法は「もし〜だったら」という仮定の話は過去形で表すという文法事項です。wouldは助動詞なのでその後に来る動詞は原形になります。
- it wasn't for (someone); (誰か)が居なかったら
- being wiped out; 全滅させられる
call (someone) every name in the book
あらゆる(悪い)名前で(誰か)を呼ぶ → 罵倒する
コメント
おいおい〜、ストーカー!!!もう言い訳できないぞ!自分でもちょっとヤバいと思っているようですが、体面を気にしてないで可哀想な子をビビらせる前に早く声をかけろよ、という気持ちしかないですね。
ストーキングは周知の事実ということで、レオやグレイソンが少しはキリアンにフォロー入れてたのだろうか。天涯孤独になってしまった上、ヤバい人にストーカーされてるの、普通に考えて恐怖ですよね。
そして次章はキリアン視点です!やっとか!お楽しみにねッ!
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